癌の治療を受ける前に病院・医者に質問すべきこと
具体的な治療法や、手術などについての話が出たら、治療に関する客観的なデータを示してもらいましょう。
次にあげるような資料が揃っていないという病院に命を預けるのは、避けたほうがよいといえます。
現在では、インターネットで検索しても、各治療法の5年生存率くらいは見つけられる時代になっています。答えられないのはおかしいことだからです。
【提案された治療法に関する質問例】
(1)この病院では、自分と同じ病気について、どのくらい手術症例があるのか(手術が初めてや、症例が数少ない場合は要注意)。
(2)合併症の危険性はあるのか。
(3)5年生存率はどれくらいか。それは全国平均と比べると、どうなのか。自分の場合は、どのくらい予後が期待できるのか。
(4)執万医と医療チームのメンバー構成、治療成績について。
(5)セカンドオピニオンを取ってもよいか(そういうと不機嫌になったり、検査資料を貸し出しくれない場合は要注意)。
以前は、医者のほうで患者の様子を見ながら決めてきたことばかりですが、いまの時代は患者と話し合って決めていくことです。そのためには、患者側も正確な知識を持って、理解して考える力が必要な時代になっているといえます。