がんと闘うために

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肝臓がん

転移性の肝臓がんでも用いられるラジオ波焼灼術

2014/02/18

肝臓がんは肝臓から発生した原発性肝臓がんと、肝臓以外の臓器に発生したがんが血流に乗って肝臓にたどり着いて増殖した転移性肝臓がんに分かれます。

日本では原発性肝臓がんで死亡する人は肺がん、胃がん、大腸がんに次いで4番目に多く、年間3万4000人に上ります。原発性肝臓がんの95%は肝細胞から発生する肝細胞がんです。

日本人の肝細胞がんの主な原因は肝炎ウイルスで、患者さんの60~7O%がC型肝炎に、10~15%がB型肝炎に罹っています。まず肝炎ウイルスに持続的に感染することで慢性肝炎になります。慢性肝炎に罹った肝臓は炎症と再生を繰り返すなかで線維化という状態が進み、その行きつく先が肝硬変です。

その過程で遺伝子変異が起こり、肝炎ウイルス感染から3O年程度で肝細胞がんが発生します。その他の原因として、持続的に多量のアルコールを摂取することで肝細胞が障害を受け、がんが発生することもあります。

最近では、多量のアルコールを摂取しなくても、脂肪肝から脂肪肝炎が生じて肝細胞がんになることもわかってきました。肝細胞がんの主な治療法には、外科手術である肝切除、局所療法(エタノール注入療法や、ラジオ波焼灼術など)、肝動脈塞栓療法、化学療法、放射線療法、肝移植などがあります。

また、がんを狙い撃ちする分子標的治療薬も進行例には使われています。肝細胞がんの患者さんは大部分が肝硬変を合併しているため、がんを根絶やし(根治)にすると同時に、肝機能を低下させない治療を選択する必要があります。

外科手術は根治性が高いと認識されていますが、可能なのは20~3O%の患者さんだけです。診断時にすでにがんが多発していたり、肝硬変や高齢で外科手術はリスクが大きかったりするためです。手術をしても、実際には1年以内に20~3O%、5年以内に70~8O%の患者さんでがんが再発します。

これは画像診断で捉えられない小さながんが取り残されたり(微小転移)、がんが完全に消失しても肝硬変や慢性肝炎があるために新たにがんが発生したり(異時性多中心性発がん)するためです。

手術ができない場合、局所療法や肝動脈塞栓療法が選択されますが、いずれにしても再発を早期に発見し有効な治療を繰り返し行うことが肝臓がんでは重要です。そうしたなか、近年注目されているのがラジオ波焼灼術です。

もともとアメリカのベンチャー企業が開発した治療法で、ラジオ波焼灼術は、ラジオ波を使って熱を発生させ、がんを焼き殺すという治療法です。ラジオ波とは電気メスなどに使用されるのと同じ5OOキロヘルツ前後の高周波のことで、集束すると抵抗熱を発する性質があります。

ラジオ波焼灼術では局所麻酔で皮膚を2~3mm切開し、超音波画像でがんのある場所や大きさを確認しながら、径1.5mmの電極針をがんに到達させて通電します。すると電極針の周囲の温度は約1OO度に上昇し、腫瘍を焼くことができます。

ラジオ波焼灼術の一般的な適応はがんが3cm以下かつ3個以下ですが、その条件を超えていても、患者さんが治療を希望し、全身の状態がよければ、治療が可能です。全身麻酔や開腹手術が不要なため、肝硬変患者や高齢者でも治療はできます。

1カ所の焼灼時間は3~12分間で、病変が大きければ電極針を何カ所かに挿入して全体を焼きます。治療時間は3O分~2時間。治療が終わって4時間は絶対安静ですが、その後は食事ができ、翌日には歩行も可能です。

外科手術に比べて患者さんの負担が軽く、早期に日常生活に戻れます。原発性肝臓がんの患者さんを対象にした全国調査では、ラジオ波焼灼術の5年生存率は56.3%で、肝切除の54.2%と同水準でした。

人体で最も大きな臓器である肝臓は、代謝、エネルギー貯蔵、解毒、胆汁生成などの働きがあることから「化学工場」と呼ばれています。胃、大腸、胆のう、膵臓などの血管を介して肝臓へ行き、その後、全身に回ります。このため、これらの臓器に発生したがんが最初に転移しやすいのは肝臓です。

どの臓器で発生したがんが転移したかで悪性度が異なります。大腸がんが転移した場合は膵臓がんなどに比べて悪性度が低く性質が穏やかなので、外科手術が第1選択になります。ですが、外科手術でがんをすべて取り除いたと思っていても、小さな転移があったりして、術後に再発することも多く、5年間無再発の患者さんは20~3O%にとどまります。

そういったことを考えると、ラジオ波による治療は、有効な選択肢の1つといえます。

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