「 月別アーカイブ:2013年08月 」 一覧
がんの手術の前後に行われること
2013/08/31
-がん全体
患者は手術の1~2日まえに入院することが多いですが、糖尿病や高血圧があったり、肝臓や腎臓のようなほかの臓器に問題があったりするときは、治療や検査のために、もっと早く入院することがあります。 入院した直 ...
新しい内視鏡によるがん手術機器「ダビンチ」
現在の日本で一般に使われている内視鏡には、いくつかの問題点があります。それを要約すれば、以下のようになるでしょう。 (1)患部の画像が二次元(平面)で映しだされるので、術者は距離感をつかみにくい。 ( ...
がん治療における内視鏡手術とは
2013/08/31
-がん全体
がん治療における内視鏡手術
21世紀のがん医療では患者のQOLが重視されており、内視鏡手術はこの傾向の反映だともいえます。 手術という治療法には、身体的負担が大きいというデメリットがあります。それまで働いていた組織や臓器の全体か ...
乳がんで術前化学療法(抗がん剤)を実施するケース
2013/08/31
-抗がん剤
乳がん手術前抗がん剤治療, 乳がん術前化学療法
・しこりの大きさが2センチ以下で、わきの下のリンパ節に転移がある ・しこりの大きさが2~5センチだが、わきの下のリンパ節に転移がない ・しこりの大きさが2~5センチで、わきの下のリンパ節に転移がある ...
手術のまえに抗がん剤治療をする意味とメリット
2013/08/31
-抗がん剤
手術のまえの抗がん剤治療
現在のがん医療は、早期のがんで根治が望めるばあい、手術が第1選択肢になっています。 手術で患部と広がったまわりの組織をとってしまえば、いちばん安心できると考えられているからです。しかし、いくつもの種類 ...
がんの検査「骨シンチグラフィ(骨シンチ)」とは
がんのなかには乳がん、肺がん、前立腺がんのように、とくに骨に転移しやすいものがあります。 骨に転移したがんを、X線より早く発見しようとするのが「骨シンチ」で、「テクネシウム」というRIを使用します。患 ...
がんの検査「SPECT(単一光子放射断層撮影)」とは
2013/08/31
-がん全体
がんの検査SPECT
「SPECT」とは静脈から「放射性同位元素」(RI)を注射し、3時間後に全身にいきわたったRIがだすガンマ線を「シンチカメラ」で撮って、断層画像にする検査機器です。 検査まえの食事や運動に制限はなく、 ...
がんの検査PET-CTとは?
2013/08/31
-がん全体
がんの検査PET-CT
PETはがんを発見する能力をもっていますが、がんの位置を特定する能力に欠けています。 この弱点をカバーするのが、PETとCTをいっしょにした「PET-CT」で、機器のかたちはCTとおなじです。PET- ...
がんのPET検査の方法 (陽電子放出断層撮影)
2013/08/30
-がん全体
がんのPET検査の方法
細胞は増殖するときブドウ糖をエネルギー源として使用しますが、活動のはげしいがん細胞は、正常な細胞の数倍から十数倍のブドウ糖をとりこむといわれます。 「PET」はこの点に着目した検査機器で、ブドウ糖に似 ...
がんのMRI検査(磁気共鳴撮影)
「MRI」は電波と磁気で、からだのなかを調べる検査機器です。 われわれの体内には大量の水分(水素原子)があり、微弱な磁気をおびています。体外から強い磁気をあてると体内の水素原子が反応するので、その変動 ...
がんの超音波(エコー)検査
2013/08/30
-がん全体
がんの超音波(エコー)検査
「エコー」は名まえのとおり、超音波を使用する検査機器です。 人が聞きとることができる音波は2Oヘルツから2万ヘルツだそうですが、エコーでは1OO万ヘルツから100O万ヘルツの超音波が使われます。ひとく ...
がん検査のヘリカルCTとマルチスライスCT
■ヘリカルCT 従来のCT(ブレーンCT)では輪切りの間隔が広いため、1センチ程度の小さながんを見落とすリスクがあります。その問題を解決した「ヘリカルCT」では、ベッドは動きませんが、X線源がらせん状 ...
がんのCT(コンピュータ断層撮影)検査と被ばくリスク
「CT」は患者があおむけに寝る細長い台と、台をとりまくドーナツ状の装置(X線源)でできた検査機器です。 ドーナツ状の装置にはX線をだす装置と、X線を測定する検出器(スキャナー)がすきまなく並んでいます ...
がんの検査で行われるX線検査(レントゲン検査)
2013/08/30
-がん全体
がんの検査で行われるX線検査
肺がんなどの検診に使われる「胸部X線検査」や、バリウムのような造影剤を使う「胃X線検査」は多くの人に知られていますが、X線検査はいまも体内の状態を観察するために使用されています。 対象になる部分は、胸 ...
腫瘍マーカーの種類と対象となるがん
一般にがんの治療中や治療後に使われる腫瘍マーカーには、以下のようなものがあります。 ・AFP:肝臓がん。胃がん、すい臓がん、大腸がんにも反応 ・CA125:卵巣がん、子宮がん。ほかにすい臓がん、胆道が ...
がんの腫瘍マーカーの役割とは
2013/08/30
-がん全体
がんの腫瘍マーカーの役割
がんの手術や放射線治療がおこなわれたあとには、「腫瘍マーカー」が重要な役割をはたします。 腫瘍マーカーとは、がん細胞がつくりだす物質か、がん細胞に反応した正常細胞が血液中に放出する物質のことで、いわば ...
抗がん剤による骨髄抑制という副作用
2013/08/30
-抗がん剤
抗がん剤による骨髄抑制
もっとも影響の強い、抗がん剤の副作用に「骨髄抑制」があります。 そもそも抗がん剤は、旺盛に分裂・増殖するがん細胞を傷害するようにつくられています。がん細胞が正常細胞にくらべて盛んに分裂・増殖するからで ...
がんの治療中や治療後に必要な血液検査
がんの治療中や治療後のもっとも一般的な検査は「血液検査」です。 血液は全身をめぐっていますから、からだのなかの情報をキャッチするのに最適の要素になります。入院中には全身の状態を調べるための尿検査と、血 ...
がんの浸潤と転移・再発
2013/08/30
-がん全体
がんの浸潤と転移・再発
人間のからだのなかには6O兆個の細胞があり、分裂・増殖をくり返しています。 この分裂・増殖するときにエラーがおこり、それががん細胞の発生の原因になりますので、毎日、3OOO個から5OOO個のがん細胞が ...
がんのTNM分類とステージ分類
現在、世界的に広く使われているのは、国際対がん連合の「TNM」分類で、O期からⅣ期まで分類されています。 ここではがんの状態が「T」=腫瘍の大きさ(平面でなく立体でみた大きさ)、「N」=近くのリンパ節 ...