「 月別アーカイブ:2013年05月 」 一覧
がんの「温熱療法(ハイパーサーミア)」はどんな治療法?
2013/05/30
-がん全体
がんの温熱療法とは, がん治療ハイパーサーミア
がん細胞の弱点のひとつは、正常な細胞よりも熱に弱いことです。 そこでこの弱点を利用して、熱に弱いがん細胞を高温にして死滅させようとする治療が、がんの「温熱療法」です。「ハイパーサーミア療法」と呼ぶこと ...
がんの内視鏡手術とは
内視鏡は、自由自在に曲がり、細い血管の奥にさえ到達する極細のファイバースコープを使います。 体にあいたどんな小さな穴からでも、体内にスルスルと進入するばかりではなく穴がなければメスで小さな穴をあけ、そ ...
がんワクチンとはなにか?
本来、ワクチンとは、人間にもともと備わっている免疫の力を刺激して、特定の病原体に対する抵抗力を高めるための刺激物のことです。 ワクチンの効果を生み出すには、ふつうは、毒性を弱めたり殺した病原体、ないし ...
がん患者と主治医のあるべき関係
2013/05/30
-がん全体
がん患者と主治医のあるべき関係
がん患者にとっての最適な治療法を知っているのは、その患者の主治医だといえますが、患者や家族は「治療法については、すべて先生にお任せします」という姿勢をとることが、妥当なのでしょうか。 医学の専門家であ ...
がん検診がムダというのは本当なのか
2013/05/16
-がん全体
がん検診はムダか, がん検診は意味がないのか
ほとんどの人では、40歳代後半を過ぎるとがんを生じる危険がしだいに高まります。 そこで、自覚症状がないうちに検診を行い、がんが生じている場合は早期に発見して治療する、これががん検診の目的です。しかしな ...
がんの発見が遅くなってしまう理由とは
2013/05/16
-がん全体
がんの発見が遅くなってしまう理由
がんが恐れられる最大の理由は、放置しておくと体内のあちこちに転移して全身を蝕んでいき最終的には患者を確実に死へと導くことです。 しかし、もし転移する前に病巣を完全に取り除くことができるなら、がんは完治 ...
タモキシフェンで乳がんを予防できるのか
2013/05/16
-乳がん
タモキシフェン乳がん予防
いまのところ、がん予防薬としての効果を明らかに期待できるものに、乳がん予防薬「タモキシフェン」があります。 アメリカでは、乳がんの発生頻度が人口当たり日本の3倍に達するため、乳がんの検診・予防技術の研 ...
ビタミンEにがん予防効果はあるのか
2013/05/16
-がんと食事・食材
ビタミンEがん予防効果
2004年、テキサス大学の研究者チームが、ビタミンE(アルファ・トコフェロール)には、単独でもがん予防効果があると発表しました。 こちらは、テキサス州ヒューストンの住人約1000人の食生活をアンケート ...
ベータカロチンにはがん予防効果があるのか
2013/05/16
-がんと食事・食材
ベータカロチンがん予防効果
たとえば緑黄色野菜、すなわちホウレンソウやカボチャ、ニンジンなどに多く含まれる「ベータカロチン(ベータカロテン)」と呼ばれる色素は、がんの予防に役立つという話をよく聞きます。 アメリカでは1985年か ...
食べ物でがんを治すことは本当にできるのか
研究者が特定の食品に制がん効果があると発表すると、それを取り入れた食品がすぐに商品化され、大宣伝が展開されます。 しかし、食品の制がん効果についての研究は、大半が動物実験についてのものです。どんな食べ ...
がんを予防する食品・食材「カテキン」
2013/05/16
-がんと食事・食材
がん予防カテキン, カテキンのがん予防効果とは
がんの予防に効果があると噂される食品は、数限りなくあります。 それらの中には、動物実験でがん予防効果が確認されたとされるものも少なくありません。1993年に札幌で日本で最初のがんの化学予防に関するシン ...
発癌物質で本当に癌は発生するのか
「発がん物質」と聞くと、その物質を食事と一緒に飲み込んだり、その物質が皮膚などに接触しただけで、正常な細胞ががん細胞に変わってしまうかのような印象があります。 しかし発がん物質という言葉には、注意すべ ...
激しい運動でがんになる?
2013/05/15
-がん全体
激しいスポーツとがん, 激しい運動とがん
運動は、よく「無酸素運動」と「有酸素運動」に分けられます。 無酸素運動とは、短距離走のように、体内に蓄えられてる酸素を使って一時的に瞬発力を出す激しい運動です。一方、有酸素運動とは、体外から酸素を取り ...
タバコはがんの最大の原因だといえるのか
2013/05/15
-がん全体
タバコはがんの最大の原因
これまで15年以上にわたって毎日2箱(40本)のタバコを吸い続けてきたなら、すでに「重喫煙者」と呼ばれる資格が十分にあります。 そのような人は、将来、がんを発症する確率が高く、またタバコを吸い始めたの ...
直射日光に当たると皮膚がんになるのか
強い直射日光を浴び続けることは、明らかに皮膚がんを発症させる大きな要因となります。 すべてのがんは、がん遺伝子やがん抑制遺伝子の「変異」によって生じます。そして、遺伝子の本体であるDNAは、太陽光に含 ...
がんと食生活・食習慣との関係
がんの発症率には、明らかに、人種や性別や国、それに生活環境による差があります。 世界的な統計を見ると、日本では胃がんが異常に多く、アメリカでは大腸がん、乳がん、それに皮膚がんが高率で発生しています。ま ...
がん遺伝子とは
すべてのがんは、基本的に遺伝子の病気です。 現在では、がんの研究者でこのことを疑う人はいません。しかし実際に遺伝子が人間にがんを生じさせる直接的な原因であることが科学的に明らかにされたのは、1980年 ...
がんは人から人へ感染するか
がんは一般に、細胞内のがん遺伝子とがん抑制遺伝子のいくつかが、正常な状態から異常な状態へと変化(変異) した結果として発生します。 こうして生じたがんが、インフルエンザのように人から人へと伝染すること ...
がんは家族間(親から子)で遺伝するのか
2013/05/12
-がん全体
がんと遺伝, がんは親から子へ遺伝するか, がん家族に遺伝するか
がんは基本的に、2種類の遺伝子、すなわち「がん遺伝子」と「がん抑制遺伝子」の双方が変異を起こしたときに生じる病気です。 しかしながら、細胞のがん化を引き起こす原因となる多くのがん遺伝子の変異は、後天的 ...
人はなぜ癌になるのか?
2013/05/12
-がん全体
人はなぜ癌になるのか
人間も動物も(それに植物も)がんになります。 生物ががんになるのは、その体をつくっている細胞が「分裂」して「増殖」することと深く関係しています。人間の場合を考えてみると、体を形づくっているふつうの細胞 ...