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乳がん

乳がんとメラトニン(夜働く影響)

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女性の乳がんの原因についての考えとして、「メラ卜ニン仮説」が提唱されています。

メラトニンは脳の松果体から分泌されるホルモンで、生体の時間リズムの調節にかかわっており、午前1~2時ころに分泌量が最大になります。夜中に照明などの可視光線を浴びると、メラトニンの分泌が抑制されます。

そうすると、卵巣からの女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が亢進し、乳がんリスクが高くなるというメカニズムが考えられています。もうひとつのメカニズムとして、メラトニンの減少によって、がん抑制遺伝子であるp53の発現が低下し、乳腺組織のがん感受性が高まるという考えもあります。

ある2つの研究は、メラ卜ニン分泌を抑制する「夜間の光線曝露」という要因を、さまざまな質問によって調べ、乳がんとの関係を分析しました。第一の研究は、米国フレッド・ハッチンソンがん研究センターのグループが行った「症例対照研究」です。

1992~1995年に診断された20~74歳の乳がん患者813名と、健康な対照群793名を対象にしました。乳がんになる1O年前の、睡眠パターン、寝室の照明のようす、深夜の交替勤務をしていたかとうかを、面接調査で聞き取ったのです。

その結果、メラトニンの分泌が最大になる午前1~2時に起きている頻度が、1週間で1日多くなるごとに、乳がんリスクが14%ずつ高くなりました。また、深夜の交替勤務についた経験のある女性では、そのような経験がない女性より、リスクが6O%高かったのです。

1週間あたりの勤務時間や、勤務年数が長いほど、リスクが高まる傾向がありました。寝ているときの寝室の照明については、自分の顔の前に手をかざしても見えないほど暗くしている人に比べて、本を読める程度の暗さの人では、リスクが4O%高かったけれども、統計的に意味のある結果ではありませんでした。

第二の研究は、ハーバード大学が行った「前向きコホート研究」です。米国の看護婦7万8562人を対象とする質問票調査を1988年に行い、夜間の交替勤務についていた期間をたずねました。約6O%の女性が、少なくとも1年の夜勤業務についていました。10年間の追跡調査によって、2441名の乳がんの発生を確認しました。

その結果、夜勤業務についたことのない女性と比べた場合の乳がんリスクは、夜勤の期間が1~14年、15~29年、3O年以上の女性で、それぞれ1.08倍、1.08倍、1.36倍でした。つまり、夜勤についた年数が長いと、乳がんリスクが中程度に高まるという結果だったのです。

2つの研究を論評したデンマーク対がん協会の研究者によると、夜間の交替勤務と乳がんについてのより小規模な研究が、これまでに4件報告されているが、いずれも夜勤によるリスクの上昇を示しています。

また、盲目の女性(光による刺激を感じないのでメラトニンレベルが変化しない)を対象とする研究が5件報告されていて、20~5O%のリスク低下が示されています。論評を行った研究者は、労働環境のなかで、発がん作用やその可能性がある要因への曝露として、この「夜間就労」ほど頻度の高いものはないことを指摘し、この問題が産業衛生の立場からも重要であることを強調しています。

その上で、夜間の就労や光線曝露と、メラ卜ニンや乳がんとの関係をさらに探求することが緊急の課題であると結論しています。

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