抗がん剤治療のことを化学療法と呼びます。
肺がんの化学療法については、以前は効果がほとんどないのではないかといわれていましたが、現在ではその有効性を疑う医師はほとんどいなくなりました。
もちろんすべての肺がんに有効であるということではありません。まだまだ化学療法が効果のない場合もたくさんありますが、抗がん剤を使用した場合と使用しなかった場合を比較すると、使用した場合のほうが、同じ病期でも長く生きる患者がたくさんいたという研究結果が報告されているからです。
肺がんに使用される抗がん剤には、飲み薬(経口薬)と点滴(注射薬)があります。抗がん剤の飲み薬には有効なものは少なく、一般には点滴を2剤併用で用いられることが多くなっています。
肺がんは小細胞がんと非小細胞がんで治療法が異なります。また、使用される抗がん剤も異なります。小細胞がんは、病期のI期だけが手術の対象で、Ⅱ期、Ⅲ期、Ⅳ期はまず化学療法を行います。
これに対して非小細胞がんでは、はじめの治療として化学療法の対象となるのはⅢ期、Ⅳ期です。抗がん剤治療や放射線治療が有効と判断するのは、治療を行って1か月以上たった時点で、がんが50%以上小さくなった場合に有効と判断しています。
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