肺がんにはさまざまな症状がありますが、がんができる場所(発生部位)、組織型によってその症状は異なります。
肺がんは、できた場所によって中心型(肺門型)肺がんと、末梢型(肺野型)肺がんに大別されています。中心型肺がんは肺の入口付近から区域支までにできるがんです。
一方、末梢型肺がんは、区域支の次の気管支(亜区域支という)よりもさらに奥にできるがんです。早期の肺がんの場合、肺の入り口の太い気管支(肺門部)にできる早期扁平上皮がんではせき、痰、血痰が出ることがあります。
この中でも血痰は特に重要な症状です。血痰は朝方に多く、血痰の出る日が続くことが特徴です。肺門部にできるがんはヘビースモーカーに多いことがわかっていますので、ヘビースモーカーは、血痰が出るようであれば要注意です。
血痰の出る日が2週間以上続くようであれば、至急専門医に診てもらうことが重要です。一方、肺の奥の末梢にできる早期のがんは、腺がんがほとんどですが、症状はまったくありません。
この末梢の腺がんの場合には、がんがかなり大きくなっても症状が見られないことがよくあります。
■肺がんの主な症状
<中心型(肺門型)>
・早期がん
せき、痰、血痰
・進行がん
せき、痰、血痰、呼吸困難、発熱、体重減少、かすれ声(嗄声)
<末梢型(肺野型)>
・早期がん
なし
・進行がん
胸痛、せき、痰、血痰、呼吸困難、体重減少、かすれ声(嗄声)、腕の痛み、しびれ、ホルネル症候群
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