抗がん剤治療では、個人差はあるものの、多くの場合、副作用があります。ほかにも、それぞれの抗がん剤ならではの特徴的副作用がある場合があるのも事実です。
■吐き気対策
吐き気や嘔吐には個人差があります。また薬によってはまるでない場合もあります。タキサン系の薬は、ほぼ出ません。アントラサイクリン系(アドリアシン、ファルモルビシン)は、ほとんどの人が程度の差こそあれ出るよう、濃い赤い色をしたこの薬だけは嫌だ、という人が多いのも事実です。
また吐き気止めの薬も効果が高まっています。抗がん剤点滴前に中枢性制吐剤(カイトリル)とステロイドホルモンを打てば、24時間以内の吐き気の緩和に有効です。それ以降の吐き気には、ステロイドホルモン剤を3~4日内服したり、一般的な吐き気止めのドンペリドンやメトクロプラミドで対処します。
食欲低下には六君子湯(漢方)やクエン酸モサプリドが使われますが、食欲増加という副作用を逆手にとってホルモン薬であるヒスロンH(プロゲステロン剤)を使うこともあります。
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どうすれば、がんは治せるのか!?
標準治療(手術・抗がん剤・放射線)に耐え、代替療法も活用すれば・・・
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