サイトカインを直接体に投与して、免疫細胞を刺激するのが「サイトカイン療法」です。
免疫を活性化させ、一部のがんで効果が確認されています。しかし、副作用が強いなどの問題もあります。そのため、現在はサイトカインの遺伝子を利用したりするなどの改良も試みられています。
なお、サイトカインは、リンパ球を使った治療法では、免疫細胞を刺激するのに用いられます。その点で、免疫療法には欠かせない存在といえます。
・インターロイキン2(IL2)
T細胞を活性化させる働きがあります。転移性腎細胞がんや転移性悪性黒色腫で効果が確認されています。日本では、転移性腎細胞がんで保険適用が認められています。
・インターロイキン12(IL12)
NK細胞やT細胞に働きかけ、活性化したり、サイトカインの放出をうながしたりします。動物実験では、転移を抑えたり、腫瘍を縮小させる効果が認められました。
・インターフェロン(IFN-α)
がんに直接働きかける場合と、免疫細胞を介して働きかける場合があります。慢性骨髄性白血病では、かなりの効果が期待されています。
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