がんに関する精密検査が終わって確定診断が下される瞬間、患者の緊張は頂点に達しています。
そんなとき、難しい専門用語で結果を説明されても、まったく理解できないはずです。たとえば組織検査でがん細胞が確認された場合、「異型細胞が見つかりました」と説明されても、ほとんどの患者さんは意味がわからないでしょう。
専門的かつ暖昧な表現よりも、「明らかながん細胞が確認されましたので、○○がんということになります」と端的に話してくれたほうが、よほど理解できます。説明能力の低い医師とはコミュニケーションがうまくとれないので、セカンドオピニオンを受けましょう。
また、確定診断を告げるとき、患者の気持ちや都合も考えず、「大至急入院してください。すぐに手術しないと大変なことになってしまいますよ」などと、いたずらに不安を助長させるようなことを言う医師も問題です。
病状やすすめられる治療法などを詳しく説明し、患者さんの意思を尊重したうえで入院や手術の決断を促し、「一緒にがんと闘いましょう」と患者さんの励みや希望となる言葉をかけるのは、医師の務めのひとつです。
また、一般論ばかり話す医師も要注意です。治療法、それによって得られる効果、副作用などの説明が、一般論の羅列に終始する医師は考えものです。「一般的にはこうですが、あなたの場合は・・・」と、本人の場合はどうなのかを具体的にきちんと教えることが、医師の説明の基本だといえます。
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