「進行がん」は、もとの医学用語では、がんのために少なくとも1つの臓器がはたらかなくなった状態を意味していました。
しかしいまでは、前述の早期がんの段階から一歩でも進んだがんを進行がんと呼びます。つまり、がんが原発部位から少しでも外に広がり始めたら進行がんです。(専門的には、がんは種類ごとに進行段階が細かく分けられ、厳密に定義されています)
進行がんが文字通り進行して他の臓器に転移すると、もはや最新医学をもってしても完治する可能性は少なくなります。そして、転移がいくつもの臓器で起こり、客観的に見て余命がごく限られた段階に入ると、「末期のがん」と呼ばれることになります。この段階に達すると、体重の急速な減少や貧血、免疫不全など、末期がんに特有の全身症状が現れてきます。いわゆる「悪液質」です。
悪液質は末期がんの患者で起こりやすいものの、しばしばそれ以前に発生することもあります。悪液質の原因は、まだ完全に解明されてはいません。しかしこの状態の患者では、免疫に関わるインターロイキンや腫瘍壊死因子などが過剰に分泌される、たんぱく質の分解を促す物質が増える、がんが毒素を分泌する、などの異常が生じていることがわかっています。
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