がん免疫療法は、抗体療法など保険適用されて一般化しているものもありますが、ほとんどは先進医療として実用化されていたり、有効性を臨床試験で確かめている段階です。
ただ、免疫が高まったかどうかを数値で評価することは、まだまだ難しいのが実情です。現在、免疫の働きの指標として用いられている基準はいくつかあります。
しかし、これらの数値だけで、はたして「全身の免疫力」の状態を表せるのかどうかはまだわかっていません。免疫力を示す指標がどんなものなのか、まだ明らかになっていないのです。
免疫療法を臨床実験などで評価する際に、もう1つ難しいのは、「治療中、どのように過ごせたか」つまり、生活の質(QOL)を現状では正確な数値で表すことができない点です。
免疫療法を行った結果、腫瘍が小さくなったり、生存期間が延びたりすることが客観的なデータで表せれば、治療の有効性は証明できます。しかし、数値で表せる効果がなくても、免疫療法によって、副作用や病気の苦痛を減らすことができ、QOLの高い状態を維持できれば、それも治療の「効果」として評価されなくてはなりません。
免疫療法の効果を判定するには、今後、このような視点からの取り組みも必要です。
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