「ワクチン」は、免疫の働きを利用して、病気を防いだり、治療したりするもので、がんの免疫療法でも使われています。
獲得免疫は、敵の情報を記憶して、次に同じ敵に出会ったときにすみやかに対応します。そのため、獲得免疫が働いた病気には、二度かからなくてすみます。
これは免疫の「二度なし現象」として、なんと古くは紀元前のギリシャ時代から知られていました。ワクチンとしてよく用いられるのは、発病しない程度に働き弱めた(弱毒化した)病原体です。これを注射で体内に入れて刺激し、獲得免疫を働かせてその情報を記憶させるのです。
大きな戦い(発病)を経ることなく、獲得免疫に戦いの準備をさせます。なお、ワクチンというと「予防のために使う」ととらえている人も多いのですが、厳密には、ワクチンは病気の予防だけを目的としているわけではありません。
ワクチンは、獲得免疫を働かせるために利用するものです。すでに病気にかかっていても、獲得免疫が働いていない場合、獲得免疫を発動させるためにワクチンが用いられます。
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