発がんそのものは、さまざまな要因によって遺伝子に傷がついておこります。
ただし遺伝子に1個の傷ができてもすぐにがん細胞になるわけではありません。遺伝子上の傷がいくつも積み重なっていくと細胞の顔つきがだんだん悪くなりやがてがん細胞になります。
細胞内にはがん発生を促進する遺伝子(アクセル)と抑制する遺伝子(ブレーキ)があり、そのアクセルとブレーキが何らかの原因で調整ができなくなることによっておこります。
乳がんはホルモンによってがんの増殖が促進されるホルモン依存性のがんであり、その発生・増殖に女性ホルモンであるエストロゲンが重要な働きをしています。
発がんの第一段階は遺伝子上に傷が発生することから始まります。
ホルモンそれ自身は発がん物質ではありませんが、標的となる細胞の増殖、たとえば乳腺細胞や子宮内膜の細胞をさかんに増殖させることによって発がん物質が作用しやすい環境を作ります。
さらに発生したがん制胞を悪性化させ、臨床的にがんと認識できるがんにまで進展させる過程もホルモンが促進させることが知られています。したがって、女性ホルモンにさらされている期間が長いと乳がんになるリスクが高くなるということです。
そのため次の条件の女性は注意が必要です。
・初潮が早い
・子どもを出産していないか、出産した子どもの数が少ない
・初産年齢が高い
・閉経が遅い
また、同じ理由から不妊治療や更年期症状改善のためのホルモン療法に対しても注意が必要です。
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