家族内に複数のがん患者がいると「がん家系」と表現したりします。
近い親族内に同じタイプのがんになりやすいということはこれは、がんになりやすい体質を遺伝的に受け継いでいるということと、食生活を含む環境要因を共有していることに原因があります。
特に乳がんでは家族歴がある場合は遺伝性が強く疑われます。また、卵巣がんの経験がある家族がいる人は乳がんへの注意が必要とされています。
母親が乳がんの場合も注意が必要ですが、姉妹に乳がん患者がいる場合、とりわけ40歳以下で乳がんになった姉妹がいる場合も、乳がんへの警戒が必要になります。
乳がんの遺伝的な要因には、BRCA1とBRCA2という遺伝子が関わっているということが最近の研究でわかっています。この2つの遺伝子は本来、乳がんの発生を抑える働きがあるのですが、この遺伝子に傷がつくことにより正常に機能しなくなることによって、乳がんの発生のリスクが高まっているのです。
この遺伝子の損傷は卵巣がん発症にもかかわっています。
ただし、BRCA1およびBRCA2遺伝子が原因となる乳がんは全体の数パーセントにすぎないと考えられています。
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