にんにくは古代ギリシャ時代から、疲労回復や抗菌作用をもつことが知られています。
特有の刺激的な香りには、免疫力を高める強い効果があります。このにおいのもとは、イオウ化合物である「ジアリルスルフィド」「アリシン」「アホエン」など。おろす、刻む、加熱するなどして、香りを十分に引き出して食べるとよいでしょう。
また、これらのにおい成分には、発がん物質の毒性を消す酵素の働きを助けたり、発がんを促す活性酸素を消去したり、がん細胞が増えるのを防ぐ働きがあり、高いがん予防効果が期待されます。ただし、いくらがん予防効果が高いといっても、食べ過ぎは禁物です。
イオウ化合物の作用が強くなり過ぎて胃の粘膜を荒らしてしまうこともあります。1日に生なら1片、加熱済みでも2片にとどめましょう。
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