乳がんの治療法を考えるためには、乳がんの病期を知っておく必要があります。
がんの病期といえば、Ⅰ期、Ⅱ期といった病期(ステージ)別の分け方がよく知られています。今は基本的には「TNM分類」が使われています。これが、世界共通の分類だからです。
「TNM分類」のTはしこりの大きさ、Nはリンパ節転移、Mは遠隔転移を表しています。これを組み合わせて、がんの進行期を表現します。たとえば「TIN1MO」といえば、しこりの大きさが2cm以下で、わきの下のリンパ節転移が疑われるが、遠隔転移は認められないもの、ということを意味します。非浸潤がんだけは「Tis」と呼ばれています。
一方、乳がんの病期をO期からⅣ期までの8段階に分けてもいます。0期以外は、浸潤がんです。普通、早期がんといえば非浸潤がんと、しこりの大きさが2cm以下でリンパ節転移のないものをさします。ここまでに発見できれば、1O%以上は治ることから「早期がん」といわれます。
いっぽう、Ⅲ期に入ったものが進行がんです。ここで覚えておくべきことは、本当の病期は手術後に判明するということです。画像診断や生検などで手術前に病期を判別し、治療の方針を立てます。しかし、実際に手術で、わきの下のリンパ節を調べたら、転移はないと思われたのに転移があったということもあります。
おおよそのことは検査でわかりますが、手術や手術中の検査で病期が少し変わることもあります。
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