乳がんの治療に使う抗がん剤では、吐きけ、嘔吐、食欲不振、下痢、便秘、脱毛、発疹、口内炎、しびれ、めまい、筋肉痛、全身倦怠感、骨髄抑制、白血球減少、出血性膀胱炎、心臓・肝臓・腎臓などの障害、無月経など、さまざまな副作用がみられます。
なかでも、特に注意しなければならない副作用が骨髄抑制で、特に白血球数の減少です。骨髄は血液をつくっている組織なので、この機能が低下すると血小板や白血球が少なくなります。
血小板が減少すると出血しやすくなりますし、白血球が少なくなると感染症にかかりやすくなります。白血球数の減少は抗がん剤を投与して1~2週間後くらいにピークになり、1000個以下になると発熱しやすくなります。
乳がんの治療に使う抗がん剤では、一般には白血球数減少が長期間続くことはありませんが、38.5度以上の熱が出たときは、放置するのは禁物です。早めに担当医に相談しましょう。抗生物質の投与が行われ、通常は3日以内で熱も下がってきます。
抗がん剤を投与している期間に歯の治療など、外科的な治療をするときは、必ず担当医に相談しましょう。また、抗がん剤の投与後1~2週間ころは、体の抵抗力が低下していると考えて、なま物を食べたり、人ごみに出ることを控えるなどの注意も必要です。
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