手術で腋窩リンパ節郭清をした後は、術後数日して(リンパ液を体の外に出すドレーンが抜けた後)、手や腕、肘、肩などを動かすリハビリテーションを開始する必要があります。
これは術後にリンパ液の流れが悪くなり、腕や肩が動かしにくくなったり、腫れ上がったりするのを防ぐためです。このリハビリテーションによって肩の動きや背部のリンパ管の働きがスムーズになり、リンパ浮腫の予防となるため、手術直後だけではなく、しばらくの間は継続して行うようにすることが大切です。
(センチネルリンパ節生検を受けた人の場合は基本的にリハビリテーションの必要は生じません)
1.手・指のマッサージ
患側(患部がある側)の手をマッサージします。手のひらから肩の方へ向けてマッサージ。じゃんけんぽんをしたり、指を1本ずつ数えるように折り曲げてみましょう。
2.ひじの曲げ伸ばし
ひじの関節だけを曲げたり、伸ばしたりしてみましょう。
3.ゆっくり肩回し
鎖骨を動かすことを意識して大きく肩回し。速い動きにならないように。
4.肩の開閉
両手を頭の後ろに。ゆっくりと両肘をつけるように前に寄せます。
5.手術した腕を上げてみましょう
前方に向けて、手術した腕を上げてみましょう。次は側面に向けて。上げにくいときは手術した手首を反対側の手でつかんで引き上げます。
6.体側のマッサージ
体の側面を下から上に向けて円を描くようにしながらマッサージ。
7.上腕の内・外のマッサージ
上腕の内側と外側を円を描くようにマッサージ。
8.手首・手指・前腕の内・外のマッサージ
手首・手指や上腕の内側と外側も円を描くようにマッサージ。
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