肺の周囲にはさまざまな組織があります。
外側には胸壁があり陰内側には心膜、心臓、心臓につながる太い上大静脈、鎖骨下動脈などがあります。肺がんは肺を覆う胸膜を破ってこれらの周囲組織に浸潤することがあります。
肺がんが周囲の臓器へ浸潤しているだけで、ほかの遠隔臓器への転移が見られず、完全にがんを切除できると判断した場合には周囲臓器の合併切除を行います。
肺がん手術における周囲臓器の合併切除は、がんが浸潤している場所を肺とひとかたまりにして摘出します。合併切除の適応となる臓器は、壁側胸膜、胸壁(肋骨を含む)、心膜、横隔膜などです。
大血管(上大静脈、大動脈)、左房や食道、椎体などは、一般的には手術の対象となりません。しかし、リンパ節転移がなく、完全に切除可能と考えられた場合には、これらの臓器の合併切除を行うこともあります。
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