分子標的薬には、以下の種類があります。
■細胞周期調節剤
これは「細胞周期回転」を標的にするものです。がん細胞は分裂・増殖が早いという特徴があります。細胞周期回転とは、がん細胞が増えていく過程のことです。この回転を止めようとする作用を持つのが「細胞周期調整剤」です。
■血管新生阻害剤
がん細胞は大きくなるのが早いぶん、余計に栄養が必要です。がんには血管を呼び寄せて栄養を確保する特徴があります。がんが血管を呼び寄せる因子(血管増殖因子)を分泌することによって、血管ががんに向って伸びてきます。これを「血管新生」と呼びます。その一連の流れを断ち切れば、がんへの兵糧攻めが可能です。この役を担うのが「血管新生阻害剤」です。
■シグナル伝達阻害剤
がんが増殖するためには、がんの細胞・組織に対して「もっと増えなさい」という司令を伝える必要があります。これを「増殖シグナル伝達」と呼びます。このシステムをブロックする分子標的薬に、トラスツズマブ(商品名:ハーセプチン)、ゲフィチニブ(商品名:イレッサ)、イマチニブ(商品名:グリベック)があります。
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