漢方には、がん治療で比較的頻繁に使われるものがあります。
がんの完治を目的として使われるのではなく、西洋薬で対処できない症状に効果をもたらすことがあるからです。ただ、漢方薬にもよく効く人、少し効く人、ほとんど効かない人と個人差があります。
実際の治療では、手術後の腸閉塞症状を軽くしたい場合、肝機能障害を起こした場合などに処方されます。腸閉塞を起こすとおなかが張ってとても不快ですし、腸の働きが止まってしまうと、便が出なくなります。しかもそのとき、下剤を飲むと痛みが出ます。
そのようなケースの場合、漢方薬の「大建中湯」を飲むと、症状がやわらぐことが多いです。また、肝機能障害を起こした場合は、小柴胡湯などが効果を期待できます。
しかし、小柴胡湯の服用は間質性肺炎などの副作用の報告があるため、医師の管理下で処方をおこなう必要があります。このように漢方薬もある程度の副作用があるうえ、処方は個人個人の体質によって変わってきますから、漢方薬に慣れた医師に処方してもらうことが重要になります。
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