自然免疫のシステム

自然免疫のシステムでは、侵入者がくると、すぐに活動を開始します。

<異物>
・侵入者
・「自分」ではないもの

体内に侵入した細菌などの異物はもちろん、自分の体の一部であることを示す「しるし」のない細胞や、ちがう「しるし」をもっている細胞を攻撃します。

<好中球>
細胞の中にツブツブ(顆粒)がある、顆粒球の一種。外敵を取り囲んで殺虫剤のようなものをまいたり、顆粒の中にある消化酵素などを使って攻撃する。

<マクロファージ>
「貪食細胞」とも呼ばれるように、外敵を食べて飲み込み、消化酵素で溶かす。

リンパ球という細胞の一種で、ウイルスに感染した細胞や、がん細胞などを攻撃する。強い攻撃を誇り、「ナチュラルキラー・Natural Killer」の頭文字をとってこう呼ばれる。

<樹状細胞>
マクロファージの仲間だが、異物を食べる働きはそれほど強くない。むしろ、獲得免疫への伝達役として大切な役割を担う。木の枝のような突起がたくさんあるため、この名がある。

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