人間の体は、約60兆個もの細胞でできています。しかも、これらの細胞は日々分裂し、新しいものに生まれ変わっています。細胞分裂の過程で、ときに細胞の中の遺伝子に傷がついたり、分裂エラーが起こったりして、異質な細胞が生まれることがあります。
こうした細胞を「変異細胞」といい、これががんのタネになります。変異細胞は、健康な人の体でも、毎日3000個ほども作られているといわれています。けれど、ほとんどの変異細胞は、細胞じたいの力で傷が修復されたり、免疫細胞によって取り除かれるため、がんには至りません。
しかし、免疫の働きより、がん化をおし進める力が強いと、変異細胞はやがてがん細胞となり、大きなかたまりになります。がんはそれじたいが無秩序に大きくなって臓器を圧迫するだけでなく、血液や栄養を奪い、その臓器の働きを損ないます。
■がん化をうながす要因
・喫煙
・高脂肪食、高塩分食
・ビタミンなどの抗酸化物質の不足
・ストレスや疲労
・細胞じたいのがんのなりやすさ
放射線に当たるなどの特殊なケースを除いては、がんの要因は環境や食生活に関するものがほとんどです。がんになりやすい遺伝子があっても、生活を見直すことで、がんの危険性は減らせます。
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どうすれば、がんは治せるのか!?
標準治療(手術・抗がん剤・放射線)に耐え、代替療法も活用すれば・・・
本当にがんは治せる?
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