細胞の分化度とは、細胞の成熟度のことをさします。
未分化の細胞ほど分裂増殖をくり返し、短い時間内にさかんに増殖しますが、高分化型の細胞は安定しています。未分化がんとは、成熟の度合いの低い細胞ががんになったケースで、がん細胞がいり混じっていて、性質を確認することができません。
それにたいして、成熟した細胞ががん化した高分化型のがんでは、細胞のかたちがはっきりしているので性質を読みとれます。がんではがん細胞の成熟度を「低分化型」(未分化型=G3)、「中分化型」(G2)、「高分化型」(G1)の3つに分類し、低分化ほど悪性度が高く、予後(病気の医学的な見通し)が悪いとされています。
高分化型のがん細胞は、その反対に悪性度が低く、予後がいいとされており、両方の中間の分化度が中分化型だということです。医師が「がんの顔つきが悪い」というのは低分化型のがんのことで「がんの顔つきがいい」というのは高分化型のがんを意味します。
また、一般に「ステージ」と呼ばれる「病期」(進行度)をきめる要素は、それぞれのがんの種類によって異なり、分類の細かさもがんによって異なります。この分類の基準は国によってちがうことがあり、日本だけの細かい分類法を使うがんもあります。これらの分類は病気の治療法だけでなく、予後にも大きく影響します。
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