現在のがん医療は、早期のがんで根治が望めるばあい、手術が第1選択肢になっています。
手術で患部と広がったまわりの組織をとってしまえば、いちばん安心できると考えられているからです。しかし、いくつもの種類のがんで、手術をする前に化学療法を用いて「術前化学療法」をするのが一般的になってきました。
それを医療側は「術前補助化学療法」または、「ネオアジュバント療法」(新しい補助療法)と呼んでいます。術前化学療法の目的は、(1)飛び散った小さながん(微小転移)をやっつけ、できればがんを小さくして手術の効果を確実にすることと、(2)再発をさらに確実に防止しようとすること、にあります。
また(3)化学療法は小さながんによく効くことがわかっています。それに(4)術前化学療法で確かめておけば、その患者にどの系統の薬が効くかがわかります。そして(5)手術のまえなら患者に体力があるので、スケジュールどおりに治療を完了することができます。以上が術前化学療法のメリットです。
たとえば転移が比較的早くおこる乳がんで、いちはやく術前化学療法が実施されてきました。がんが小さくなれば、乳房をぜんぶ切りとる「全摘」でなく、「温存手術」ができるかもしれないからです。
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