HER2遺伝子の異常に伴い、産生されるHER2たんぱくの過剰発現に対して、FISH法といわれる方法で染色し、染色された細胞膜を評価します。
そして、HER2たんぱくが過剰発現している患者に対しては、分子標的治療楽であるハーセプチン(一般名/トラスツズマブ)を投与することができるのです。ところが、投与できる患者は全体の20%程度にすぎません。
そこで、適応範囲を広げるため、FISH法の前にIHC(免疫組織化学染色)法で検査し、スコア2+(スコア3+は無条件でハーセプチンが使える)に対してFISH法を行い、陽性が認められた場合も、ハーセプチンが適応できることがわかってきました。
近い将来、副作用が少ないといわれるハーセプチンの投与患者数が増大すると期待されています。
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