退院後は、①治療後の体調の確認や、②再発・転移の可能性を確認するために、経過観察(定期検診)を受けることになります。
期間は、がんの種類や進行度によって異なりますが5~10年間で、はじめの2、3年は3、4カ月に一度、その後は1年に一、二度、問診や画像診断、腫瘍マーカーなどの検査を受けます。経過観察を受けるのは、がん治療を受けた医師や病院とは限りません。
現在は、地域連携医療システム化が進み、自宅付近の病院を紹介される場合もあります。逆に、がん治療を受けた病院で経過観察を受けるように言われたけれど、遠方のために通院が難しい場合は、近隣の病院を紹介してもらうことも基本的には可能です。
つまり、治療を受けた医師と経過観察を担当する医師が異なる場合や、症状によって途中で、主治医が変わる場合があるので、治療や服薬の内容、経過観察期間の情報は、新しい主治医にも状況を説明できるように、診察資料をー箇所にまとめて保管しておくことが大切です。
経過観察は、次回受診時まで3カ月、半年など時間が離れているので、書類をきれいに整理しておくと、病院や担当科、医師が変わっても、新しい医師や看護師が患者の病気の情報をスムーズにより正確に把握することができるからです。
なお、経過観察の受診は、がんの再発を発見してもらう場というよりは、あなたが日頃の様子を報告する場であり、その説明によって、医師が検査し、診断することになります。メモにまとめておいて、要点をわかりやすく説明できれば、治療が必要な場合の早めの処置や、がんの再発の早期発見につながります。
日頃から、自分の体調の変化を注意深く感じ取り、少しでも不安を感じたらその症状を医師に正確に伝えていきましょう。
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