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がん検査に使われるヘリカルCTとマルチスライスCT

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従来の普及型のCTの技術を大幅に進歩させ、非常に小さながんをも立体的な画像として描き出すのが、「マルチスライスCT」です。

この診断装置は、主要な医療機関にしか備えられていませんが、現在、普及が進んでいます。いまでは常識となっているように、がんは発見が早ければ早いほど治療効果が高く、治癒する可能性も高まります。

しかし、たとえば通常のX線撮影では、がんの直径が1センチメートルより小さいと発見は困難です。CTはこれよりはるかにすぐれてはいるものの、それでも直径1センチ以下のがんを見逃すことがあります。

CTは、X線で人体を輪切りにするようにスライスして多数の断面画像をつくり、それらを再構成(被験者の体に合わせて等間隔で並べる)することによって、体内の状態を再現します。そのため、連悪くスライス面からはずれた部分に微小な腫瘍があると、画像には何も映らず、見逃されてしまいます。

見逃された腫瘍は、次の検査を受けるまでには直径1センチ以上に成長し、ときには転移を起こし始めてからはじめて発見されることになります。このようなCTの弱点を補うために、1990年代に登場したのが「ヘリカルCT」です。

台座に横たわった患者のまわりをX線カメラが高速で回転するのは通常のCTと同じですが、ヘリカルCTでは、その間に、患者の体が台座とともに手前から前方へと移動します。

そのため、患者の体は単なる輪切りの積み重ねよりずっと高密度に撮影されることになります。この撮影データがコンピューターで処理されると、患者の体内の状態が、3Dすなわち立体的な画像として描き出されます。臓器などの組織の密度の違いはカラーで表示されます。

たとえば胸部をこの装置で撮像するには、わずか20秒あまりしかかかりません。この間、被験者が息を吸って止めてそのままじっとしていられるなら、ブレのない鮮明な立体画像が得られます。

たとえ20秒間でも呼吸を止めていられない人がいるなら、その対策もあります。ヘリカルCTは、患者が息を止めている間に動いたりしなければ、直径5ミリと米粒ほどの腫瘍さえ、確認することができます。

これは、現在実用化されているさまざまながん診断技術のうち、もっとも早期にがんを発見できる方法のひとつです。現在の肺がんの診断では、がんが発見されたときにはすでに転移が起こっているほど進行している場合がほとんどです。

しかし、ヘリカルCTで早期に発見され、手術、化学療法、それに放射線治療を併用すれば、治癒率は80パーセント以上に上昇するだろうともいわれています。とはいえ、ヘリカルCTにも改良の余地はありました。

初期のCTもヘリカルCTも、X線の検出装置は1列であったため、X線照射装置が1回転したときに撮影できる体の断面(断層像)は1枚だけでした。そのため、立体映像を得るには時間がかかり、血管などを細かく描き出すこともできませんでした。

そこで「マルチスライスCT」が開発されました。これは、X線の検出装置が何列も並んでいるため、X線照射装置が1回転するだけで複数の断層像を同時にとらえることができます。そのため、短時間で精度の高い映像を撮影することが可能になりました。

これにより、たとえば厚さ0.5ミリのスキャンを行う場合でも、体の1メートルの範囲を13秒でスキャンすることができ、1回の息止めで上半身すべての立体映像を得ることができます。肺もしくは心臓だけなら0.5ミリ厚のスキャンを7秒で撮影を完了します。

これなら、ほとんどの人が、息を止めてじっとしていることができます。さらに、最近のCT全体の技術的な傾向と同様、マルチスライスCTも低線量化(被験者の体が受ける放射線被曝量の減少)が進んでいます。

最新のヘリカルCTでは、初期のヘリカルCTに比べて最大50パーセント、被曝線量が低下しているとされています。

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