<頭頸部がんの場合>
・再建術
自分自身の皮膚や筋肉、骨を別の場所から移植する手術。容貌だけでなく、話す、ものを飲み込むなどの機能の再建が可能な場合もある。
・メイクの工夫
化粧によって容貌の変化を目立たなくさせることができる。ファンデーションやメイク法が進化し、より自然な容貌に近づけられるようになっている。
・相談先/方法
主治医、看護師
※メイクについては、方法を教える外来や教室を開いている病院もある
<乳がんの場合>
・乳房再建術
自分自身の背中や腹部の脂肪、シリコンなどを使って、切除した側の乳房の形を整える手術。手術をするタイミングは、患者さんの状態や希望にもよるが、乳がんの手術と同時に行う場合と、術後、少し時間がたってから行う場合がある。健康保険が適用されているが、乳房の素材など一部適用外のものもある。
・補正下着やパッド
種類が多いので、実際に身に着けてみて、自分に合うものを選ぶようにする。
・相談先/方法
主治医、看護師
乳腺を診療している病棟や外来
患者会
<皮膚がんの場合>
・形成外科的な処置
植皮した後の皮膚を滑らかにするなど、形成外科的な処置によって可能な場合がある。
・メイクの工夫
カバー力の強い特別なファンデーションなどもあるが、化粧の工夫で傷跡や皮膚の色の変化を目立たなくすることができる。
・相談先/方法
主治医、看護師
※メイクについては、方法を教える外来や教室を開いている病院もある
<大腸がんの場合>
・ストーマ(人工肛門)のケア
安定すれば入浴や温泉に入ることも可能。皮膚に貼る面板には、皮膚保護剤がついているが、接着剤や、はがすときの刺激、あるいは便の刺激で皮膚に炎症を起こすこともある。面板は、尿や便が漏れないように皮膚に密着するようにつけ、ゆっくりていねいにはがして、皮膚保護剤が残らないようにすることが大切。排便の習慣を整えることも重要。
・相談先/方法
主治医、看護師
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