地球上に到達する太陽光線の約6%を占める紫外線は、波長の長いものからUVA、UV-B、UV-Cの3種類に分けられます。
このうち、最も波長が短く強力な作用を持つUV-Cはオゾン層に吸収されるため、地表には届かないものと思われてきました。ところが、フロンガス(以前、冷蔵庫やクーラーの冷媒として使用されていた物質)によるオゾン層の破壊が問題視されて以来、UV-Cは微量ながら人体に深刻な影響を及ぼしていることがわかってきたのです。
UV-BやUV-Cのような有害紫外線は、皮層の内部に浸透して活性酸素の生成を促します。こうして大量に発生した活性酸素が、皮層の老化を招いてシミやシワの原因になるだけでなく、直接遺伝子を傷つけたり切断したりして、皮膚がんを引き起こすと考えられています。
かつて、日焼けした小麦色の肌は健康のシンボルといわれていましたが、現在ではがん防止策として、日光に長時間あたらないこと、外出するときは帽子や日傘で日差しを遮るようにすること、露出の多い服はなるべく着ないことなどがすすめられています。
X線撮影など医療に用いられる放射線も、紫外線と同じく活性酸素の発生を促し、遺伝子に影響を与えます。健康診断や病気治療のためのレントゲンも、頻繁に受けすぎないように配慮しましょう。
さらに、電子レンジ、パソコン、テレビやビデオのリモコン、携帯電話など、生活のなかで欠かせない道具となっている製品からでている電磁波(空間を走る電磁気の流れ)も、まだはっきりとは解明されていませんが、活性酸素の発生を促す要因になっているとの見方もあり、とくにがんやアレルギー疾患との関係が注目されています。
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