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おなかの脂肪を使う乳房再建方法とは

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乳房再建には、大きく分けて、シリコーンなど人工物を使う方法と、自分の体の一部を移植する方法があります。

後者では以前、腹部や背中の筋肉を使事う方法が主流でしたが、1990年代、おなかの脂肪を使う方法が広がり始めました。おなかの脂肪は、腹筋を貫く直径1ミリほどの血管が脂肪層で細かく枝分かれし、酸素や養分を隅々まで行き渡らせています。

この血管を中心に脂肪層を切り取り、胸の血管に縫い合わせることで、生きたままの脂肪を移植できるのです。筋肉を使った従来の手術では、腹筋が切断されるため、人によっては起き上がれない、排便時にいきめないなど日常生活に支障が出ることもあります。

脂肪を使う手術なら、腹筋を温存できるうえ、再建した乳房も柔らかく自然な感じになります。ごく細い血管でも縫える技術が進歩したことで、この治療が可能になったのです。手術ではまず、下腹部に紡錘形に切り込みを入れ、脂肪を血管ごと取り出し、胸の血管に縫い合わせます。

その後、全身麻酔をかけたまま、患者の上体を起こし、座った姿勢で乳房の形を整えます。この手術では「左右の乳房のバランスを何度も確認することが必要」とされています。平均の手術時間6~7時間のうち、2~3時間はこの作業に費やされます。手術後は、5日から1週間程度、ベッド上で安静に過ごし、平均2週間で退院できます。乳がん自体の手術と同時でも、手術後、時間がたってからでも再建できます。

保険も適用されますが、筋肉を使う場合に比べ、縫い合わせる血管が細いため、手術後に血管が詰まり、再建した乳房が壊死する確率が高まるとの指摘もあります。血管が詰まる確率は2~3%。このうち約半数は再手術で詰まりを取り除くことができます。乳房再建を手がける医師の間でも個人差があるので、これまでの経験数と、合併症が起きた数を尋ねましょう。

なお、この方法とは別に、最近、おなかの脂肪を吸引し、脂肪に含まれる「幹細胞」を抽出、脂肪細胞と一緒に乳房に注入する新治療が、国内数か所の医療機関で試験的に行われています。「幹細胞」は様々な細胞の元になる細胞で、脂肪細胞と同時に注入すると、生着率を高めるのではないかと考えられているのです。

ただ、脂肪の幹細胞移植は、世界的にも例数が少なく、長期的な成績は未知数です。乳房再建は、シリコーンを使う方法には保険がきかないなど費用やかかる時間も様々です。体形によって向き不向きもあるので、自分に合った方法を選ぶ必要があります。

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