温存療法が適応にならず、乳房切除が行われる場合は、乳がんが広範囲にわたって広がっているとき(マンモグラフィで、乳房内の広範囲に微細石灰化が認められる場合)、2つ以上のがんのシコリが、乳房の中の離れた場所にある場合などです。
また、温存乳房への放射線治療を行う体位がとれない場合や、妊娠中のとき、すでに患側(患部のある側)乳房、胸壁への放射線治療を行ったことがある、強皮症や全身性紅斑性狼創(SLE)などの膠原病を合併しているなどの場合には、温存乳房への放射線治療を行うことができません。
シコリの大きさと乳房の大きさのバランスから、整容的な仕上がりがよくないことが予想される場合や患者さんが乳房温存療法を希望しない場合も適応とはなりません。
乳房温存療法か乳房切除術かを決定する際には、自分の病状(病期、シコリの大きさや位置など)を把握すること、それぞれの治療法を受けたときの利点と欠点を理解すること、本人の希望を具体的に伝えることなどが必要です。
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