乳がんの再発には、局所再発と遠隔転移(遠隔再発)があります。
局所再発とは乳房、胸壁、リンパ節再発のことをいいます。乳房温存療法後の局所再発は、切除した乳腺の縁にしこりができることが多いのですが、がん細胞が乳房内に散らばっていたような場合には、離れた場所にも出ます。
乳房切除手術後の局所再発は、胸壁の皮膚にかたい小さいしこりとして発見されることが典型例ですが、蚊に刺されたように赤い盛り上がりができたときは、炎症性乳がん型の再発の可能性があります。
これは、リンパ管にがん細胞が詰まったために炎症のように見える、たちの悪いタイプの再発です。リンパ節の再発は腋窩や首のつけ根のしこりとなってふれます。
局所再発が起こるのは、手術でのとり残しが原因になっている場合と、悪性度の高いがんで遠隔再発の前ぶれである場合との2つに分けて考えることができます。これは2つのモデルが考えられるという意味で、実際には明確に区別できるわけではありません。
乳房内再発は原則として乳房切除手術を行いますが、条件がよければ再度、乳房温存手術を試みることもあります。最初の治療で放射線照射を受けていなければ放射線照射が可能ですが、通常は最初に受けているので、再び放射線照射はできません。
また局所再発はしばしば遠隔転移の前ぶれであることも考慮して、治癒を目ざした化学療法、ホルモン療法の適応が検討されます。
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