T因子の判定は主に大きさで決まりますが、それ以外に肺を覆う胸膜を超えているか、肺の周りの組織に浸潤しているか、太い気管支に浸潤しているかなどの要素も加わっています。
T1からT4までの4段階で表します。
・T1
がんが最も大きいところが3cm以下で、肺の表面に露出しておらず、それぞれの肺葉への空気の通り道(葉気管支)よりも奥に存在する。
・T2
以下のいずれか。がんが最も大きいところで3cmを超える。肺の表面にがんが露出している。がんで空気の通り道がふさがれ、奥の肺に空気がない(無気肺)か、肺炎が起きている(閉塞性肺炎)。ただしそのような変化が片側の肺の全体には及んでいない。気管が左右の気管支に分かれる部分(気管分岐部)より奥で、葉気管支に枝分かれする前の空気の通り道(主気管支)にがんが及んでいるが、気管分岐部からは1cm以上離れている。
・T3
以下のいずれか。がんが肺を覆う胸膜を破って、周囲の臓器に浸潤している。ただし、T4の場合を除く。がんが気管分岐部から2cm未満にまで及んでいる。無気肺か閉塞性肺炎が片側の肺の全体に及んでいる。
・T4
以下のいずれか。肺の周りにたまった水にがん細胞が認められる(悪性胸水)。がんができた肺葉と同じ肺葉の中に転移がある。気管分岐部ががんに侵されている。がんが心臓、心臓の近くの太い血管、気管、食道、背骨に食い込んでいる。
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