例えば肺に転移があり、4期と診断された子宮体がんの患者には、まず抗がん剤を投与することが検討されます。
肺に転移している病巣に抗がん剤がよく効いて、CT検査でも見えなくなる場合があります。子宮体部のがんも小さくなります。抗がん剤の治療後、数カ月経過をみて、肺の転移が再発しないときは、子宮を摘出する場合があります。
子宮にがんがあると性器出血や子宮の中で血液がたまって感染を起こすなど、QOLがよくありません。肺に転移するぐらいなので子宮体部のがんは大きいものの、幸い抗がん剤がよく効くので、原発巣である子宮体がんも小さくなります。すると、単純子宮全摘出術で子宮を摘出できます。
たいていの場合、手術から1年以内に肺転移が再発してきて、抗がん剤の治療が再開されることになりますが、QOLは高く保てます。このように、予後が半年以上望めて、子宮摘出によりQOLが保てると判断された場合には、局所対応的に子宮を摘出する場合があるのです。
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