がんの治療を開始して5年以降の再発は少ないので、生命予後(いわゆる治癒)の指標として「5年生存率」が用いられます。
「5年生存率」は、治療を受けた患者をひとつのグループと考え、5年後に生存している患者の割合(パーセント)を示した数字で表します。例えば「5年生存率が80%」というのは、5年後に生存している患者が最初の人数の80%で、治療から5年目までに亡くなった患者が20%であったことを示しています。
がん以外の病気や事故で死亡する患者もいるので、それを調整して求められた生存率は、特に相対生存率と呼びます。再発しても5年間生存していれば<生存グループ>に入ります。
しかし「5年無病生存」とすると、再発した患者は<無病生存グループ>には入りません。無病とは再発がないことを意味しているからです。では、再発はないけれど、治療後の後遺症に悩んでいる患者たちはどうでしょうか。
この場合は、日々リンパ浮腫や排尿障害などに悩んでいても、再発していないので<無病生存グループ>に入ります。一般的に治療後5年経っても再発しない場合は治癒したと考えられていますが、このように数字には表れない現実が、がんの現場にはあります。
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