アメリカではすでに、遺伝子診断によって乳がんにかかる確率が高いと診断された女性が、がん予防薬の投与を受けることも、広く行われています。
また、そのような診断を受けた女性が、がんを発症しないうちに、予防的に乳房を完全に切除することもあります。一方で、がんになりやすいことがわかったために、就臓や生命保険の契約に差別を受けるという問題も生じています。
それでも遺伝子診断は、がんとの闘いの中で得られたもっとも大きな成果のひとつであると見られています。というのも、がん発生のしくみが遺伝子のレベルで完全に解明されれば、そのときにはじめて、がんの根本的な治療法が可能になり、また、がんになりやすい体質の人に十分な予防策をとることもできるからです。
新しい科学的、医学的な成果がすみやかに医療に還元されるアメリカでは、これまでに数千人のがん患者に対して遺伝子診断の結果をもとに、遺伝子治療が行われています。(なかには治療の失敗例も少なからず報告されています)
遅れている日本でも、いくつかの大学病院などですでに、がんの遺伝子治療の試みが始まっています。
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どうすれば、がんは治せるのか!?
標準治療(手術・抗がん剤・放射線)に耐え、代替療法も活用すれば・・・
本当にがんは治せる?
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