がん治療でもっとも重視したいのはがんの「転移」や「再発」を妨害することです。
がんが発見された後、それが全身に広がることを抑えられるなら、手術や放射線治療によってがんの原発巣(発生場所のがん)を除去することにより、患者の生命を救える可能性があるからです。
では、がんの転移を防ぐにはどうすればよいのでしょうか?それには、いくつかの方法が考えられます。がん細胞が血流に乗って体内を移動し、正常な組織にくっつくときには、自分がもっている"鍵"を相手の細胞の表面の"鍵穴"にはめ込みます。
そこで、この鍵によく似た物質を体内に送り込み、がん細胞の鍵穴を先にふさいでしまえば、がんの転移能力は大幅に低下するはずです。このような物質がいま、新しいがん治療の補助薬として、各国で研究されています。
特定のがんにのみ効力のあるさまざまな薬も研究されています。アメリカではすでに乳がん予防薬(タモキシフェン)が市販されていますが、これは、乳がん発生の引き金とされている卵胞ホルモン(エストロゲン)の作用を低下させることを目的としています。とはいえ、まだ効果は限定的で、残念ながらがんの万能治療薬が出現するまでには、まだ長い時間がかかるとされています。
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どうすれば、がんは治せるのか!?
標準治療(手術・抗がん剤・放射線)に耐え、代替療法も活用すれば・・・
本当にがんは治せる?
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