肝臓がんでも、肝細胞がんと胆管細胞がんでは、リスクの高い人は異なります。
肝細胞がんには、誰でもがなるわけではありません。日本の場合、肝細胞がん患者のほとんど(80~90パーセント)は、肝炎ウイルスに感染していることがわかっています。肝炎ウイルスにはA型からE型まであり、さらに別の型も存在する可能性があります。
これらのうち肝臓がんを引き起こすのはB型とC型です。これらのウイルスは、肝臓の細胞の遺伝子に間接的に突然変異を起こさせ、細胞をがん化させると見られています。肝炎ウイルスの感染ルートには、次のようなものがあります。
①肝炎ウイルスに感染した母親から生まれた。
②肝炎ウイルスに感染した血液を輸血された。
③医師や看護師が肝炎ウイルスの付着した注射針を誤って自分に刺した。
④肝炎ウイルスの感染者と性行為をした(肝炎ウイルスは精液や膣分泌物だけでなく唾液にも混じるため、セックスだけでなくキスでも感染する可能性がある)。肝炎ウイルスに感染しても、肝炎を発症するとは限りません。
しかし、いったん肝炎を発症て適切な治療を行わないと、それはしだいに肝臓を侵していき、肝硬変、さらには肝細胞がんへと進行する危険性が高くなります。
その他、肝炎ウイルスに感染していなくても、アルコール依存症の人や有害物質や薬物を長期にわたって摂取した人は、肝細胞がんを発症しやすいとされます。
他方、胆管細胞がんでは、肝細胞がんとは異なり、危険因子ははっきりしていません。しかし、肝吸虫に寄生された人、肝臓の胆管に結石をもつ人、それに、肝炎や胆管炎の人の発症率が高いと報告されています。
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