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肝臓がん

肝細胞がんの標準的な治療法とは

2014/02/05

肝細胞がんは近年、治療法の選択肢の幅が広がっているがんです。

しかし他方で、治療法の選択には最大限の慎重さが求められます。肝細胞がんの患者は、もともと肝炎や肝硬変を発症している人が多く、その場合、肝臓のはたらきが著しく低下していることも少なくありません。

さらに、肝炎や肝硬変を発症していると、がん細胞がいったんすべて死滅しても、ふたたび別の場所から新しいがんが発生する可能性があります。そこで肝細胞がんに対しては、がんの進行状態だけでなく、肝臓の機能がどのくらい低下しているかや、第2、第3のがんが発生したときの治療をも視野に入れて、最初の治療法を選ばなくてはなりません。

肝臓の機能が低下していると、積極的で治療効果の高い方法を選択できない場合もあります。治療によって肝臓の機能が著しく低下すれば、それが直接、患者の死につながりかねないからです。現在、おもに行われている治療法は以下の6つです。

①がんを切除する(外科治療)
②純粋アルコール(エタノール)をがんに注射して死滅させる(エタノール注入法)
③マイクロ波やラジオ波によって熱を発生させ、がんを凝固させて殺す(マイクロ波凝固法、ラジオ波焼灼法)
④がんに向かう動脈をふさいで血流を止め、酸素や栄養の供給を断ってがんを餓死させる(肝動脈塞栓術)
⑤がんに向かう動脈に抗がん剤を注入し、がん細胞を殺す(動注法)
⑥がんに集中的に放射線を当ててがん細胞に傷害を与える(放射線治療)

これらのうち①の外科治療は、がんが早期に発見されて切除が成功すれば、5年生存率は約50パーセントです。しかし、肝臓の機能がある程度保たれている患者が外科治療の対象となるため、肝硬変を合併していることの多い肝臓がん患者では、手術ができない例が少なくありません。

また、治療後に体力が回復するまでに時間がかかり、肝臓の機能も低下します。②のアルコール注入法では、一般に体の外からがんに直接長い針を刺し、アルコールを注入します。

③のマイクロ波凝固法とラジオ波焼灼法も、体の外からがんに電極針を突き刺し、マイクロ波やラジオ波を発生させます。②と③は、いずれも体の外から長い針を突き刺して(穿刺)治療を行うことから、まとめて穿刺療法と呼ばれることもあります(ただし内視鏡を利用したり、開腹して治療を行う場合もあります)。

いずれも通常は、がんの数が3個以内で、最大の大きさが直径3センチ以下と、がんが比較的初期の場合に選択されます。穿刺療法は、治療後の体の回復が早いという特徴があります。また、適切な方法で行えば再発率を低く抑えることができ、治療成績は外科治療に匹敵するとされています。ただし、日本ではまだラジオ波焼灼法の歴史は浅く、確実な治療成績は出ていません。

穿刺療法の問題点は、治療時の痛みが強く、出血などの危険があること、医療施設によって治療技術に差があることです。④の肝動脈塞栓術は、ゼラチンでできたスポンジや、油性の造影剤(リピオドール)を使って、肝動脈の血流を止めます。肝臓の正常な細胞は、肝動脈と門脈という2種類の主要な血管から血液を受け取っています。しかしがん細胞は、肝動脈からしか血液を得ていません。

そのため、肝動脈の血流を止めても、肝臓の正常な細胞はそれほど傷つきませんが、がん細胞は、栄養や酸素を受け取れなくなって死んでしまいます。

⑤の動注法は、抗がん剤の効果を高めると同時に、その副作用を低くする方法です。肝細胞がんは、抗がん剤が効きにくいがんです。しかし前述したように、このがんは、肝動脈のみから血流を受け取っています。

そこで、肝動脈を通して抗がん剤を注入すれば、高濃度の薬ががんに行きわたり、他方、体全体を流れる血液中の抗がん剤は低濃度に抑えられます。この治療では、多くの場合、リザーバー(体内の血管に挿入してあるカテーテルに抗がん剤を注入するための装置)を体内に埋め込み、投薬スケジュールに合わせてくり返し薬を注入します。

薬の組み合わせはさまざまですが、最近では、プラチナ製剤のシスプラチンと代謝拮抗剤のフルオロウラシルの併用が増えているようです。その場合はふつう、1回に投与する薬の量を少なくし、ほぼ毎日、抗がん剤を注入します。

その他、最近、インターフェロンを全身に投与するとともに、合わせて動注法を行う治療法が、治療効果が高いと報告されています。動注法では患者の延命はできるものの、がんが完治することはまれです。3年生存率も10パーセント程度にすぎません。

しかし、動注法は進行したがんに対して行われる治療であるため、このようなデータだけを見て、必ずしも劣った治療とはいえません。

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