乳房温存療法には、次のように2つの種類があります。
■温存療法① 乳房扇状部分切除
乳房のしこりとその周りの組織を、乳房を中心に扇状に切除します。通常、わきの下のリンパ節も同時にいくつか切除し、リンパ節に転移がないかを調べます。標準的な治療法として、手術後に放射線治療を行います。
乳房温存療法のなかでは、1番広範囲に切除するので、がんを取り残す可能性は低くなります。乳房切除術よりも、運動機能障害は軽くなります。しかし、広範囲に切除するため、術後に腕がむくむことがあります。また、乳房がやや変形することがありますので、乳房再建を行う人もいます。
■温存療法② 乳房円状部分切除
がんを含めた周辺の乳腺組織を部分的に切除します。通常、わきの下のリンパ節も同時にいくつか切除し、リンパ節に転移がないかを調べます。切除範囲が比較的狭く、扇状部分切除に比べて乳房にがん組織が残されている可能性がやや高くなります。そのため、長期的な検査が必要です。
標準的な治療法として、手術後に放射線治療を行います。長所としては、切除範囲が少ないので、乳房の変形が最小限で済み、運動機能障害も比較的軽いものとなります。ただ術後に、腕のむくみが起こることもあります。
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