乳がんの乳房温存療法と乳房切除術

乳がんの手術は大きく分けて2つあります。

1つは乳房温存療法、もう1つは乳房切除術です。乳房温存療法とは、がんとその周辺の組織を切除し、残した乳房に放射線を照射して、がんの芽をたたくという治療法です。

従来は、乳房切除術よりも再発の危険性が高いと言われていましたが、現在では、乳房切除と同じ効果が得られることがわかり、主に乳房温存療法が行われています。

■乳房切除術とは

従来は再発の危険性を考え、乳房切除術を受ける人が多くいましたが、現在では、しこりが大きすぎる人や、がんが散らばっている人など、乳房温存療法ができない場合に行われます。

乳房切除術には、単純乳房切除術、胸筋温存乳房切除術があります。そのほか、最近では、手術の傷口がほとんどわからない、乳輪切開術や、内視鏡を使った手術などもあります。

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