■ヘリカルCT
従来のCT(ブレーンCT)では輪切りの間隔が広いため、1センチ程度の小さながんを見落とすリスクがあります。その問題を解決した「ヘリカルCT」では、ベッドは動きませんが、X線源がらせん状(ヘリカル)に回転し、患者のからだを連続的に撮影します。患者は30秒間息をとめているだけで、がんの位置や大きさが正確にわかります。いまでは、ほとんどのCTがヘリカルCTになっています。
■マルチスライスCT
ヘリカルCTでは、1列のスキャナーが動きます。「マルチスライスCT」とはスキャナーの列の数をふやしたCTのことで、現在では驚異的な64列のスキャナーだけでなく、32O列のスキャナーまで出現しています。これは撮影を高速化し、画像を高密度にするためで、ベッドを動かさなくても1秒もしないうちに脳、心臓、大腸の患部などの立体的な画像を手にいれることができます。
たとえば心臓の冠動脈の検査には、これまで足のつけ根の動脈からカテーテル(細い管)を挿入し、造影剤をいれながら撮影する身体的負担の大きい方法しかありませんでした。ところがマルチスライスCTを使うと、心臓と冠動脈がリアルに浮かびあがり、また大腸がんでは、大腸とまわりの血管の位置を正確に把握できます。撮影時聞が瞬間的なので、じっとしていない乳幼児にも使えるようになりました。
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