ホルモン受容体陽性のがんは、ホルモン療法が第一の選択となりリスク分類によって、
(1)ホルモン療法のみか
(2)化学療法(抗がん剤治療)後に
ホルモン療法を行うかが決まります。
6割程度がホルモン受容体陽性のがんといわれています。
ホルモン受谷体が陰性の場合は、抗がん剤治療が主体となります。つまり、ホルモン受容体があるがんは、治療戦略を1つ多くもてることになります。
【モルモン剤の種類】
ホルモン剤にはいくつかタイプがあり閉経前の人には、抗エストロゲン剤、LH-RHアゴニスト製剤(卵巣機能抑制剤)が主に使用され、閉経後の人には抗エストロゲン剤か、アロマターゼ阻害剤が中心となります。
その他に、プロゲステロン製剤もありますが、中心となるのは先に述べた3つのタイプのホルモン剤です。
これまで閉経後の人を対象としたホルモン療法は、抗エストロゲン剤のタモキシフェンを5年間投与するのが中心でしたが、最近の臨床試験では、タモキシフェンを2年間投与した後にアロマターゼ阻害剤を3年間投与したケースのほうがタモキシフェン単独5年間よりも初発率が低く、アロマターゼ阻害剤5年間投与のほうがさらに再発率が低かったという結果が出ています。
今後、閉経後の人を対象としたホルモン療法がアロマターゼ阻害剤中心となる可能性もあります。
副作用としては、がん細胞を直接攻撃する抗がん剤と比べるとホルモン剤は、がん増殖の原因となるエストロゲンが、がん細胞に作用するのを防ぐという、いわば間接的に作用する楽です。その分、抗がん剤に比べると副作用が弱いのが特徴です。肩こりやほてりなど更年期障害に似た症状が出ることがあります。
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