患者にとって最も気になるのは「がんの悪性度」ではないでしょうか。がんの悪性度というのは、よく言われるがんの顔つきがいいとか悪いとか、たちのいいがんとか、悪いがんとか、という目安です。これはやや言葉だけが一人歩きしている面もあります。
「がんの顔つきが悪い」ということが耳に入っただけで落ち込んでしまい、必要以上に心配される人もいます。正確に言えば、"顔つきが悪いがん"とか、"たちの悪いがん"というのは、1から3までのグレード(段階)に分けて悪性度を表現した場合に、細胞の分裂増殖する能力が強ければたちが悪いということになります。
しかし実際の予後はいろいろなファクター(因子)との組み合せで総合的に判断されます。乳がんの場合は、「悪性度はグレード3ですね。あまり、たちのいい方ではないがんの部類です」と言われたからといって、術後10年経過しても健康に過ごしている人はたくさんいます。
落ち込みやすい人の場合は、こうした話に恐怖感を持つ可能性があり、詳しい説明を受けることでメリットがあるとは言えない場合があります。しかし、自分のがんの顔つきを理解することで、次のステップに進んで、治療を受ける気持ちを整えることができる人もいます。
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