手術は、がんの病巣という局所に対する治療法です。
これに対し、薬物療法は全身に作用する治療法です。そして、今、がん治療で最も進化しているのが薬物療法です。これまで、がんの薬物療法といえば抗がん剤による化学療法を意味していました。
ところが、分子レベルでがんの特徴がわかるようになり、その特徴にねらいを定めて攻撃する分子標的治療薬が登場しました。さらに、乳がんの場合には、女性ホルモンに働きかけるホルモン療法があります。
この3つのそれぞれに新しい薬が開発され、また世界ではどの薬の組み合わせが1番効果的なのか、科学的に調べる臨床試験がたくさん行われています。
その結果、治療法も毎年のように進化しています。乳がんの場合、薬物療法が行われるのは、
１．手術の前に行われる「術前化学療法」、
２．手術後、再発予防のために行われる「術後補助療法」、
３．転移や再発した人も含めて、
手術ができない人を対象にした「薬物療法」というケースです。
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どうすれば、がんは治せるのか！？
標準治療（手術・抗がん剤・放射線）に耐え、代替療法も活用すれば・・・
本当にがんは治せる？
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