マンモグラフィーとは、乳房専用のX線検査です。
透明な圧迫板で乳房を圧迫し、均一に薄く伸ばして撮影します。検診のマンモグラフィーでは、左右の乳房をそれぞれ斜め横から圧迫して1枚ずつ撮影しますが、乳がんを疑って検査するときは、左右の乳房それぞれを縦方向からのものと斜め横方向からのもの、計4枚撮影します。
縦方向と斜め横方向の撮影により、乳房の状態をもれなく知ることができます。乳房を圧迫するので多少の痛みがありますが、普通はがまんできないほどではありません。
■数ミリの非浸潤がんを見つけることも可能
マンモグラフィーのすぐれている点は、しこりはもちろんのこと、しこりを伴わない微細な石灰化を映し出せることで、数ミリ程度の「超早期がん」を発見することも可能です。
石灰化とは、細胞の死骸や細胞の出す分泌物にカルシウムが沈着したものでマンモグラフィーの画像では小さな白い点として映し出されます。ただし、石灰化のすべてが乳がんによるものではなく、多くは乳腺症など良性のものです。
精密検査での石灰化のうち、乳がん由来の石灰化は約2割といわれています。マンモグラフィーは乳がんの検査としてすぐれた方法ですが、鮮明な画像が撮れる高性能の装置で撮影することと同時に、画像を読影する技師や医師の高い能力が必要とされています。
では、どこならレベルの高い検査が受けられるのか、ということになりますが、マンモグラフィー検診精度管理中央委員会で認定している専門医のいる施設が1つの目安になるでしょう。
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