まず手術が標準治療です。基本的に乳房(乳腺)部分切除術とセンチネルリンパ節生検が推奨されます。しかし、触れるシコリは小さくても、画像診断によって広範な乳管内進展がある場合には、残念ながら乳房(乳腺)全切除とセンチネルリンパ節生検が推奨されます。
手術の後で、切除された標本を顕微鏡で検索します。(「病理検査」の一つです)
病理検査によって、がんの大きさ、脇の下のリンパ節への転移の有無あるいは転移の個数、組織学的異型度あるいは核異型度(細胞分裂の数やがん細胞の形態などによって決められる悪性度の指標です)、ホルモン受容体の有無、HER2(「ハーツー」) タンパクなどのがん遺伝子タンパク質の発現の有無などを調べて、どのくらい再発する危険性があるかを評価します。
再発の危険性が高いと判断された場合、その再発の危険性の大きさ、月経の状況、HER2タンパクの発現の有無に応じて、ホルモン受容体の有無、術後に再発を予防する目的で薬物療法(術後化学療法)を行います。また、乳房温存術やリンパ節転移の程度に応じて、術後放射線療法を行います。
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どうすれば、がんは治せるのか!?
標準治療(手術・抗がん剤・放射線)に耐え、代替療法も活用すれば・・・
本当にがんは治せる?
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