仕事を持っている人や幼い子どもを育てている人にとって、乳がんの治療のために何日くらい休みをとればいいのかは、あらかじめ知っておきたいことです。
手術のために必要な入院日数は、手術の方法や病院によっても異なりますが、通常10日以内です。
しかしその後の治療法の決定は、手術結果が判明してからになるので、残念ながら手術前から治療スケジュールを
決めることはできません。
手術結果によっては再手術が必要になることもあり、治療の順番も放射線が先になったり、抗がん剤が先になったりするからです。手術結果、すなわち切除した組織の病理検査の結果がすべて判明するのに2週間程度かかるので、この時点で治療スケジュールが決まることになります。
放射線治療や抗がん剤の投与は、一般には通院で行いますが、抗がん剤投与後は、疲れや気分が悪くなるなどで数日寝込んでしまう人もいれば、案外平気で活動できる人もいます。
多くの人の場合、事務的な仕事なら術後すぐにでも可能ではあるものの通勤ラッシュや長時間の通勤はつらいかもしれません。また、退院後の治療スケジュールも不確定なため、入院期間も含めて1カ月程度の休暇はとっておきたいところです。
退院後も放射線治療や抗がん剤投与のために通院する可能性が高いので、そのことも職場の責任者に説明しておき、必要なときに休みをとれる準備をしておきましょう。
家事は、退院後すぐから可能ですが、最初は家族に分担してもらいながら、徐々に元に戻していくようにしましょう。母親や姉妹など、気がねなく頼める人がいれば、1週間くらい援助してもらうと、気持ちのうえでも楽になるでしょう。
また、入院費用の額は重要な問題ですが、治療方法、入院日数、差額ベッド代の有無などで変わってきます。気がかりな点は遠慮なく質問して、気持ちよく治療にのぞめるようにしましょう。
また、入院申込書、手術の同意書、誓約書、健康保険証などの必要書類、病院に持ち込む品物については、印刷物を渡されることが多いでしょう。
入院中に必要なものは、洗面用具や衣類などですが、大きな病院であれば、たいていの必要品は売店にそろえてあります。絶対忘れ物をしてはいけないなどと、神経質になることはありません。
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